2008-10

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東京レディース・シンガーズ/西村 朗の世界

東京レディース・シンガーズ演奏会
西村朗の世界~古典を題材とした無伴奏女声合唱曲集

2008年10月29日 19:00@日本大学カザルスホール

「寂光哀歌」~「平家物語」灌頂巻より~
「炎の挽歌」~万葉集 巻第二 柿本人麿の三首の挽歌による~
「息の緒に」~和泉式部の和歌による~

前田二生/東京レディース・シンガーズ

カザルスホールに入るのは高校生の時以来、久し振り。

東京レディース・シンガーズは1985年結成のプロの女声合唱団。
今夜はこの合唱団が委嘱した西村朗作品の演奏会。

「寂光哀歌」は平家物語の灌頂巻中の和歌3首をテキストとした作品で、
ヴォカリーズの部分が多く、同年(1992年)書かれた
星曼荼羅、アストラル協奏曲「光の輪」等に通じる響きを持つ。

続いて作曲者のトークを挟んでから
柿本人麿の3首の挽歌をテキストにした「炎の挽歌」。
「寂光哀歌」と違ってテキストを「歌う」場面が続くのですが、
西欧式のクラシカルな発声方法と日本語の相性の悪さはどうにもならず、
プログラムノートを目で追わなければ何と歌っているのかわからない。

後半も西村トークを挟んでから開始。
難しい作品が続くから休みが欲しいと言われた、
という作曲者の言もあながち嘘でもなさそうだ。
和泉式部の和歌による「息の緒に」は当夜が初演。
前2作品より難易度は高そうだが、それでも変わらぬ西村トーン。

演奏はどうもクリアではない印象を受けたけれど
西村作品には却ってプラスに作用しているのかな。

アンコールは西村朗編曲の小学唱歌。
・・・らしいのですが、曲名聞き取れなかった上に
曲を聴いてもわからんかった。

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エルヴェ・ニケ/ル・コンセール・スピリテュエル

エルヴェ・ニケ/ル・コンセール・スピリテュエル

2008年10月28日 19:00@東京オペラシティ

ダンドリュー/戦争の描写
ヘンデル/「水上の音楽」第1組曲
ヘンデル/「水上の音楽」第2組曲
ヘンデル/「合奏協奏曲」第4番、第5番から抜粋
ヘンデル/「水上の音楽」第3組曲
ヘンデル/「王宮の花火の音楽」組曲

アンコール
  ヘンデル/「王宮の花火の音楽」組曲~歓喜:アレグロ

エルヴェ・ニケ/ル・コンセール・スピリテュエル

当時の演奏を再現してみました!な演奏会。
弦・木管・金管がそれぞれのピッチで演奏する様は
現代音楽もびっくりの奇妙な音の洪水。
金管チームは立ったまま片手で楽器を持ち、片手は腰に当てる。
ナチュラルホルンの渦巻きの解けたようなシルエットや
モダンオケと比べると多すぎる木管群もまた珍妙。
出てくる音楽はまたそれ以上に破天荒。
CDでもかなりの衝撃を受けたけれど、ライブはそれどころではなかった。
バロックと現代音楽とお祭りが一緒になったような音の洪水。
間に挟まった合奏協奏曲もいい味を出していた。

アンコールに王宮の花火から1曲、
それからどうやら今日はニケの誕生日だったらしく、
もう1曲ハッピーバースデーを。

こんな楽しいコンサートもあるんだなぁ。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

新日定期

第438回定期演奏会
2008年10月23日 19:15@サントリーホール

プフィッツナー/「パレストリーナ」より3つの前奏曲
メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲ホ短調(マルチェッロ・プファリーニ補完版)
ブラームス/交響曲第2番

ロベルト・プロッセダ(ピアノ)、
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト/新日本フィル

ヒンデミットやシェーンベルクらと同じ時代に
ロマン主義の作品を書き続けたプフィッツナー。
R・シュトラウスと似た位置にいながら、演奏される機会は少ない。
今夜演奏された作品はルネサンス期の作曲家・パレストリーナを題材にした
古典音楽を想わせながらも後期ロマン派風の響きを持つ音楽。
つまらない作品ではないけれども毒の少ない音楽で
演奏機会が少ないのも仕方ないのかな、と思った。
良い意味で抑制の効いた演奏がさらにそう感じさせたのかもしれない。
今日は私の体調のせいなのかもしれませんが
弦の音が軽く、金属質に感じた。

2曲目はイタリアの指揮者プファリーニの補筆による
メンデルスゾーンの未完のピアノ協奏曲。
プファリーニの補筆は1・2楽章はピアノ譜を元に
メンデルスゾーンの語法に則ったオーケストレーションを加えたもの。
メンデルスゾーンの作品として聴いても違和感は無い。
しかし数小節の断片を元にプファリーニが膨らませた3楽章は
どうもイマイチ、というか急につまらない音楽になった。
これは補筆の難しいところだけど、
メンデルスゾーンに遠慮してしまったのだろうか。

その3楽章の途中、P席で急病人が出た。
てんかんの発作でしょうか、
激しい痙攣を起こしていましたが
周囲のお客さんとホールスタッフが素早くホールの外へ。
あっという間の出来事だったものの、
私も含め客席の集中力は飛んでしまったようだ。

アンコールはショパン/ノクターン(作品9-2)。
崩し過ぎた演奏で聴いていて落ち着かなかった。

メインのブラ2は輪郭のはっきりした太書きの演奏。
やっぱり弦の音がどうにも安っぽく聴こえてしまったけれど、
弛緩することの無い武骨な演奏だ。
曲の終わりの管がぷわっと残る感じが心地良い。

ブラ2のトラで乗ってた笠松氏が良い仕事をしていました。
都響でも今夜のように頑張って欲しいものです。

ハウシルトはちょっと想像と違ったけど良い指揮者だと思う。

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東フィルとかアイスランド響とか

アイスランド響の来日公演が中止!

アイスランドの経済危機のため、だそうな。
チケット払い戻してもらうのなんて初めて。
仕事は休暇を入れて準備万端だったのに・・・・・
まぁ事情が事情だから仕方ないですね。

続いて国内のオケ。

ここのとこ毎年一番最後にやってきた
東フィルの定期継続案内が今年はもう送られてきた。
Cランクでカド席のサントリーはとりあえず継続。
プレトニョフのグラズノフがあって
チョン公演の多いオペラシティを復活させようかどうしようか。
もうちょっと考えてみよう。

東響は返事を出しました。
芸劇は継続し、サントリーを継続しないで
オペラシティに移ることに。
好みの座席が確保できるといいのだけど・・・

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読響定期

第475回定期演奏会
2008年10月20日 19:00@サントリーホール

下野プロデュース・ヒンデミット・プログラム II

ヒンデミット/シンフォニア・セレーナ
ヒンデミット/前庭に最後のライラックが咲いたとき
             ~愛する人々へのレクイエム(英語上演)

メゾ・ソプラノ:重松みか
バリトン:三原 剛
合唱:新国立劇場合唱団

下野竜也/読売日響

風邪ひいてしまいまった。
お腹ゆるゆるでしたが、
滅多に演奏されないライラックは行かねばならん。
周りに迷惑かけぬよう薬が効いてきた後半のみ鑑賞。
なんか知らんが読響の演奏会の日は腹に来るんだよなぁ。

で、そのライラック。
一度聴いただけでは何ともわからない作品でしたが、
新国合唱団はさすがに力がある。
ちょっとくぐもったように聞こえる重松みかのメゾ、
美声ではあるけどどうしても甘く感じる
三原剛のバリトンが多少気になりましたが
他の演奏も聴いてみようと思わせる好演でした。

今回は歌詞対訳が別冊でプログラムに挟まれていて、
開始前から嫌な予感はしていたけど
予想通り曲が始まるとそこらじゅうからページをめくる音が・・・・
歌詞追っていると音楽があんまり耳に入ってこないと思うんだけどなぁ。

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第56回全日本吹奏楽コンクール

第56回全日本吹奏楽コンクール 高校後半の部
2008年10月19日 14:40@普門館

誘われて行ってきました。
全国大会ともなるとさすがにレベルが高い。
丁寧に吹いていて気持ちが良いし、
毎回のように金管が音を外す国内の
プロオケなんかよりよっぽど安心して聴ける。
特に印象に残った市立柏と精華女子。
柏市立柏高校の柔らかなトーンは素晴らしい。
管楽器だけでこれだけの音響を作り出せるとは。
精華女子のフェスティバル・バリエーションは
少しミスがあったけれど結果は納得の金。
演奏自体の完成度も高かった。

気持ち良く会場を後にしました。

テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

東響定期

第560回定期演奏会
2008年10月17日@サントリーホール

シューベルト/イタリア風序曲第1番
ショスタコーヴィチ/チェロ協奏曲第1番
チャイコフスキー/交響曲第5番

ヨハネス・モーザー(チェロ)、
ドミトリー・キタエンコ/東京交響楽団

前回評判の良かったらしいキタエンコ。
まずはシューベルト/イタリア風序曲ニ長調。
出だしが少しレガートがかっていて、
そのせいでどうも最後まで音楽に入り込めず、イマイチ。

続いてショスタコーヴィチ/チェロコン1番。
モーザーのチェロは勢いがあって良い。
ついでにルックスも良いし弓さばきもカッコイイ。
しかし聴きすぎるくらいに聴いている名曲なので、
感心はしても感動にまでは至らず。
とりあえずハミル(ホルン)は凄い。
ちょっとコケたけど。

アンコールはJ.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番~サラバンド。

メインのチャイ5も冒頭からレガートがかった歌いだしで
好きになれなかったけど、続く2・3楽章はそれが音楽にハマっていた。
終わってみれば大音量でごまかすでもなく
安心して聴ける演奏でしたが、物足りない人もいたんじゃなかろうか。

他の曲も聴いてみたいですね。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

都響定期

第668回定期演奏会Bシリーズ
2008年10月14日 19:00@サントリーホール

ドビュッシー/遊戯
メシアン/トゥランガリラ交響曲

児玉桃(ピアノ)、原田節(オンドマルトノ)
イラン・ヴォルコフ/東京都響

まずはドビュッシーの遊戯。
苦手な作曲家なのでパスしようかとも考えましたが、
これは聴いて良かった。素晴らしい。
明晰でありながらも無機質ではなく、
苦手なはずのドビュッシーの音楽が
何の抵抗も無く頭に入ってくる。

トゥーランガリーラも同じく見通しの良い演奏。
早めのテンポで勢い込んで始まった1楽章から
オケが咆哮する終楽章まで理知的な音楽運び。
音楽の流れも良く、あっと言う間の1時間強でした。
ただピアノが少し弱かったのと、
オケの音が軽く感じられたのが残念。

しかしなかなか才能ある指揮者だ。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

読響名曲シリーズ

第507回名曲シリーズ
2008年10月6日 19:00@サントリーホール

ベートーヴェン/エグモント序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番
ドヴォルザーク/交響曲第8番

高橋礼恵(ピアノ)
ヴィクトーア・エマニュエル・フォン・モンテトン/読売日響

今夜の指揮はピアニストとして知られるモンテトン。
伯爵家の生まれだそうで、身のこなしが優雅だ。

まずはベートーヴェン/エグモント序曲。
対抗配置でも演奏はピリオドアプローチではない。
どうも音が軽いけど変に気取らないところは好感が持てる。

続いてベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番。
ピアノはよくわからないので
好き嫌いはあまり無いのですが
高橋礼恵のピアノには惚れてしまった。
機会があればソロでも聴いてみたい。
バックは引き過ぎたり軟弱な部分があったり、
良くない意味で「伴奏」になってしまっていたような。

アンコールは高橋礼恵とモンテトン連弾で
ブラームス/ハンガリー舞曲第5番。
なかなか良いサービスだけど、あまり練習してないっぽい。
合ってないし譜面ガッツリ見てるしなんか変な音したし。

メインは対抗配置のままでドヴォルザーク/交響曲第8番。
相変わらず音が軽く、オケのコントロールが怪しい。
3楽章はもうちょっと落ち着いて欲しい。
対抗配置を採る若い指揮者はどうも苦手なのですが、
彼には「自分は考えているんだ」といったポーズは無く、
良くも悪くも真っ向勝負で良かったと思う。

アンコールに今度は管弦楽でのハンガリー舞曲第5番。
面白い趣向だけど、こっちも練習してないような。
ドボ8と同じようにコントロールが怪しい場面あり。

指揮者として経験を積んで後にまた聴いてみたい。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

アジア オーケストラ ウィーク 2008 プサンフィル

ティンパニが!

アジア オーケストラ ウィーク 2008 プサン・フィルハーモニー交響楽団
2008年10月4日 18:00@東京オペラシティ

キム・オクソン(金玉成)/豊年歌
バーバー/ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

デニス・キム(ヴァイオリン)
アレクサンドル・アニシモフ/プサン・フィルハーモニー交響楽団

今日は土曜日ということで18時開演。
しっかりボケて後半のシュスタコーヴィチのみ聴いてきました。
ちなみに前半のアンコールは
J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲よりアリア、だそうです。

プサンフィルは1962年設立とのこと。読響と同じですね。
演奏の方はというと・・・厳しい。
韓国のオケはレベルが高いと聞いていたんだけど、
アンサンブルが不安定な上になーんか緩い。
とはいえ木管・金管は不安定ながらもよく鳴っていたし、
3楽章は技術云々抜きにいい音を出していた。
終楽章はバランスお構いなしに飛び出す金管が爽快。
指揮者のせいか、ロシアンブラスっぽい音出してるなぁ、
と思っていたら、ラッパとホルンのトップはロシア人でした。
どうりでパワフルな筈だ。

この後事件が!

曲もそろそろ終わりという最後の最後、
終結まであと数小節というところでティンパニが落ちる。
箍が外れたようにオケは崩壊し始めるも
バスドラムに助けられるように何とか無理やりに終わる。
演奏の記憶の半分くらいがこれで吹っ飛んだ。
あんな簡単なところで落ちるなよー。

アンコール1曲目はアリラン。
ベタな選曲ですが、これが感動した。
聴いててジーンと来ました。
2曲目はタコ5の2楽章をもう一度。
刻みとメロディーがずれて再び冷や汗。

終演後ティンパニ氏がいつまでも
楽器を拭いていたのが印象的でした。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

東響とか読響とか

東響の定期会員継続案内が届いた。
もう出来上がったパンフの状態で届いたので、
これから演奏会場等で配布されるでしょう。
なので詳細は略。

来年のステージオペラはブロウチェク。
きゃっほー行かねば!
しかし定期のテーマ作曲家はシューマンとブラームス。
シューベルトやハイドンに比べると演奏される機会は多いよなぁ。
気になるのは4月から首席客演指揮者になるというルイゾッティのブラ4、
スダーンのマーラー版シューマン/交響曲全曲演奏、
あとはレックのマラ6くらいか。
んー。
別に継続しないで気になる回だけ1回券で行けばいいかな。

芸劇は・・・・・プログラムは置いといて、良席維持のため継続!

ゴリホフの3つの歌やカルミナのあるオペラシティは非常に気になる。
サントリーから乗り換えようかどうしようか、
締め切りまでしばらく悩みますかね。


もう一つ、読響のHPが変わったみたいです。
http://yomikyo.or.jp/
いきなり音楽(ブラ1)鳴り出して感じ悪い。
見辛いレイアウトもそのうち慣れるのかな。

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アジア オーケストラ ウィーク 2008 四川交響楽団

アジア オーケストラ ウィーク 2008 四川交響楽団
2008年10月2日 19:00@東京オペラシティ

唐青石/祝福酒歌
ハチャトゥリヤン/ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルジャーク/交響曲第7番

チェン・シ/ヴァイオリン
タン・チンシ(唐青石)/四川交響楽団

今年5月の大地震で甚大な被害を被った彼の地のオーケストラの演奏会。
メンバーに被害は無いようですが、現在復興支援コンサート等で忙しいらしい。

去年の昆明交響楽団は座席が後方で悔しい思いをしたため、
今年は邪な気持ちで前方の座席を確保。
昆明の楽団より女性比率は低かったけれど、
それでも若い女性が多く、視覚的には嬉しい。
・・・・・私は何しに来たんでしょうね。

1曲目は作曲・編曲でも活躍していると言う
首席指揮者タン・チンシ(唐青石)の自作自演。
四川省に伝わる民謡を題材にした民族色丸出しの作品。
もー、こういうベタなの大好き。
低弦と一部の管の音程が明らかに狂っていたけれど、
音楽の流れを断ち切ってしまうほどではなかった。

2曲目は2002年のチャイコフスキーコンクールで
川久保賜紀と2位を分け合った実力者、
チェン・シを迎えてのハチャトゥリアン。
どんなとこでもフリーハンドで直線書けちゃうよ
ってな感じの技術でグイグイ押して行く演奏。
作品の性格もあって2楽章以外はバックのアラもあまり目立たず。
アンコールの趙薇/春耕楽は二胡を模したような響きが楽しい。

休憩後のドボ7はメタメタ。
ダイナミクスを強調する指揮が余計アラを目立たせている。
演奏の粗さは多忙であったための練習不足か。
まだ設立間もない楽団なので、
音程の悪さや合奏力の無さはいずれ改善されるでしょう。

アンコールは2曲。
チャイコフスキー/眠りの森の美女~ワルツ
ブラームス/ハンガリー舞曲第6番
お国ものやって欲しかったなぁ。

地震の傷跡癒えぬ四川からご苦労様でした。

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作曲家の個展2008 猿谷紀郎

サントリー音楽財団コンサート 作曲家の個展2008「猿谷紀郎」

・ファイバー・オブ・ザ・ブレス(息の綾)
・Where is HE? 夢 まじらひ
  ~谷川俊太郎の詩“Where is HE?”とともに~
・ここに慰めはない~ゴットフリート・ベンのテキストによる
・阿佐可夜 流夜真(あさかや るやま)

加納悦子(M-s)、谷川俊太郎(詩・朗読)、高関健/東京都交響楽団

都合により後半から。
芥川作曲賞受賞者でもある猿谷紀郎はまだ40代と若く、
見方によっては気障ったらしくも見える作品名もあって
進んで聴くことの無かった作曲家。
今回2つの作品を聴きましたが、
洗練されていながらも温かみの感じられる作風に
演奏会が終わる頃にはファンになってしまった。

「ここに慰めはない」は加納悦子の声質と
曲想がなかなかに合っている。
阿佐可夜 流夜真も同じく各種の特殊奏法を使いながらも
居心地の良い猿谷紀郎の音楽世界を表出していた。

いいね、猿谷紀郎。

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